読書案内
教員からのお薦め図書を紹介します。無印は新書・文庫・選書の類,*は単行本です。
国語教育学領域を担当する教員1からのお薦め図書
- 渡部泰明・平野多恵・出口智之・田中洋美・仲島ひとみ『国語をめぐる冒険』岩波ジュニア新書、2021年
- 池上嘉彦『ふしぎなことば ことばのふしぎ——ことばってナァニ?——』ちくまQブックス、2022年
- 細川英雄『対話をデザインする——伝わるとはどういうことか——』ちくま新書、2019年
- 山口尚『難しい本を読むためには』ちくまプリマー新書、2022年
- 斎藤美奈子『文章読本さん江』ちくま文庫、2007年
- 津村記久子『苦手から始める作文教室』ちくまQブックス、2022年
- 鴻巣友季子『文学は予言する』新潮選書、2022年
- 大塚英志『文学国語入門』星海社新書、2020年
- 石原千秋『読者はどこにいるのか——読者論入門——』河出文庫、2021年
- 宮川健郎『物語もっと深読み教室』岩波ジュニア新書、2013年
- 斎藤美奈子『文庫解説ワンダーランド』岩波新書、2017年
- 幸田国広『国語教育は文学をどう扱ってきたのか』大修館書店、2021年*
- 町田守弘『「サブカル×国語」で読解力を育む』岩波書店、2015年*
- 前田雅之『古典と日本人——「古典的公共圏」の栄光と没落——』光文社新書、2022年
- 向井和美『読書会という幸福』岩波新書、2022年
- 伊藤亜沙『目の見えない人は世界をどう見ているのか』光文社新書、2015年
国語教育学領域を担当する教員2からのお薦め図書
- 廣野由美子『批評理論入門——「フランケンシュタイン」解剖講義——』中公新書、2005年
- 石原千秋『読者はどこにいるのか——書物の中の私たち——』河出書房、2009年*
- 伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』ちくま新書、2005年
- 福澤一吉『議論のレッスン』NHK出版、2002年*
- 二宮皓監修『こんなに違う!世界の国語教科書』メディアファクトリー新書、2021年
- 甲田直美『文章を理解するには——認知の仕組みから読解教育への応用まで——』スリーエーネットワーク、2009年*
- 渡辺雅子『納得の構造——日米初等教育に見る思考表現のスタイル——』東洋館出版社、2004年*
言語学・日本語史領域を担当する教員からのお薦め図書
- ガイ・ドイッチャー『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』ハヤカワ文庫NF、2022年
- 中村桃子『「自分らしさ」と日本語』ちくまプリマ——新書、2021年
- 小野正弘『オノマトペ——擬音語・擬態語の世界』角川ソフィア文庫、2019年
- 本多勝一『〈新版〉実践・日本語の作文技術』朝日文庫、2019年
- 今野真二『漢字とカタカナとひらがな』平凡社新書、2017年
- サンキュー タツオ『国語辞典の選び方』角川文庫、2016年
- E.コセリウ『言語変化という問題——共時態、通時態、歴史——』岩波文庫、2014年
- 黒田龍之助『はじめての言語学』講談社現代新書、2013年
- 笹原宏之『方言漢字』角川学芸出版、2013年*
- イ・ヨンスク『「国語」という思想——近代日本の言語認識——』岩波現代文庫、2012年
- 今井むつみ『ことばと思考』岩波新書、2010年
- 中村桃子『〈性〉と日本語─ことばがつくる女と男』NHKブックス、2007年*
- 池上嘉彦『ことばの詩学』岩波同時代ライブラリー、1997年
- 釘貫亨『日本語の発音はどう変わってきたか』中央新書、2023年
- 今井むつみ・秋田喜美『言語の本質』中公新書、2023年
言語学・現代日本語領域を担当する教員からのお薦め図書
- 加藤重広『言語学講義——その起源と未来——』ちくま新書、2019年
- 白井恭弘『ことばの力学——応用言語学への招待——』岩波新書、2013年
- 菊澤律子・吉岡乾(編)『しゃべるヒト——ことばの不思議を科学する——』文理閣、2023年*
- 国立国語研究所(編)『日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界』幻冬舎新書、2021年
- 岸本秀樹『日本語のふしぎ発見!——日常のことばに隠された秘密——』リベラルアーツコトバ双書、2021年
- 定延利之(編)『私たちの日本語研究——問題のありかと研究のあり方——』朝倉書店、2015年*
- 西江雅之『新「ことば」の課外授業』白水社、2012年*
- 鈴木孝夫『ことばと文化』岩波新書、1973年
- 今井むつみ『ことばと思考』岩波新書、2010年
- 広瀬友紀『子どもに学ぶ言葉の認知科学』ちくま新書、2022年
- 大津由紀雄『探検!ことばの世界(新版)』ひつじ書房、2004年*
- 大津由紀雄・窪薗晴夫『ことばの力を育む』慶應義塾大学出版会、2008年*
- 松浦年男『自由研究 ようこそ!ことばの実験室(コトラボ)へ』ひつじ書房、2021年*
- 野田尚史・野田春美『〈アクティブ・ラーニング対応〉日本語を分析するレッスン』大修館書店、2017年*
- 窪薗晴夫『通じない日本語——世代差・地域差からみる言葉の不思議』平凡社新書、2017年
- 木部暢子『じゃっで方言なおもしとか』(そうだったんだ! 日本語)岩波書店、2013年*
- 工藤真由美・八亀裕美『複数の日本語——方言からはじめる言語学——』講談社選書メチエ、2008年
文学領域(漢文学)を担当する教員からのお薦め図書
- 小川環樹・西田太一郎『漢文入門』岩波書店、1957年
- 二畳庵主人『漢文法基礎——本当にわかる漢文入門——』講談社学術文庫、2010年
- 古田島洋介『漢文訓読入門』明治書院、2011年*
- 子安宣邦『漢字論——不可避の他者——』岩波書店、2003年*
- 田部井文雄編『漢文教育の諸相——研究と教育の視座から——』大修館書店、2005年*
- 興膳宏編『中国文学を学ぶ人のために』世界思想社、1991年*
- 川合康三『漢詩のレッスン』岩波ジュニア文庫、2014年
- 浅見洋二他編『皇帝のいる文学史——中国文学概説——』大阪大学出版会、2015年*
- 川合康三『中国の詩学』研文出版、2022年*
文学領域(近現代文学)を担当する教員からのお薦め図書
- 前田愛『文学テクスト入門 増補版』ちくま学芸文庫、1993年
- 柄谷行人『日本近代文学の起源 原本』講談社文芸文庫、2009年
- 蓼沼正美・亀井秀雄『超入門!現代文学理論講座』ちくまプリマー新書、2015年
- 廣野由美子『小説読解入門——『ミドルマーチ』教養講義——』中公新書、2021年
- 鈴木貞美『入門 日本近現代文芸史』平凡社新書、2013年
- 安藤宏『「私」をつくる——近代小説の試み——』岩波新書、2015年
- 中川成美『戦争をよむ——70冊の小説案内——』岩波新書、2017年
- 大門正克『語る歴史、聞く歴史——オーラル・ヒストリーの現場から——』岩波新書、2017年
- 成田龍一『歴史論集:〈戦後知〉を歴史化する(2)』岩波現代文庫、2021年
- 吉増剛三『詩とは何か』講談社現代新書、2021年
- 水村美苗『増補 日本語が亡びるとき:英語の世紀の中で』ちくま文庫、2015年
- 多和田葉子『エクソフォニー——母語の外へ出る旅——』岩波現代文庫、2012年
- 温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』白水ブックス、2015年
- 庵功雄『やさしい日本語——多文化共生社会へ——』岩波新書、2016年
- 師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』岩波新書、2013年
- 三木那由他『言葉の展望台』講談社、2022年*
- 大塚英志『「文学国語」入門』星海社新書、2022年
- 五味渕典嗣『「国語の時間」と対話する——教室から考える——』青土社、2021年*
文学領域(古典文学)を担当する教員からのお薦め図書
- 渡部泰明『和歌とは何か』岩波新書、2009年
- 斎藤希史『漢字世界の地平——私たちにとって文字とは何か——』新潮選書、2014年
- 佐伯真一『「武国」日本——自国意識とその罠——』平凡社新書、2018年
- 高田祐彦訳注『新版 古今和歌集 現代語訳付き』角川ソフィア文庫、2009年
- 三木雅博訳注『和漢朗詠集 現代語訳付き』角川ソフィア文庫、2013年
- 天野文雄『能楽手帖』角川ソフィア文庫、2019年
- 伊藤聡・門屋温監修『中世神道入門——カミとホトケの織りなす世界——』勉誠出版、2022年*
- 大久保良峻編著『新・八宗綱要——日本仏教諸宗の思想と歴史——』法蔵館、2001年*
- 田中貴子『中世幻妖——近代人が憧れた時代——』幻戯書房、2010年*
- 川平敏文『徒然草——無常観を超えた魅力——』中公新書、2020年